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【職種】「研究職」「開発職」「研究開発職」の違い

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ツバサ
ツバサ

こんにちは! ツバサです!

食品業界の経験から「研究職」「開発職」「研究開発職」の違いについて

考えてみましたので記事にまとめました。

この記事を読んでほしい人

  • 研究とか開発とか何が違うの?
  • 職種によってどのくらい仕事の内容が違ってくるの?
  • 食品メーカーの仕事ってどんな感じなの?

技術職は5つあると思っています

まず前提の話をさせて下さい!

僕の中では、技術系の職種というのは5つあると考えています!

ツバサが思う技術系職種
  • 研究職
  • 開発職
  • 研究開発職
  • 生産技術職
  • 品質保証、品質管理職
ツバサ
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どれもメーカーでは必要不可欠な職種ですが、今回は上3つの職種にフォーカスしていきますね

お客さんが絡むかどうかがポイント

よく新卒の就活で言われる「研究職」とか「開発職」とか呼ばれる括りって

0から1を生み出すのが「研究職」とか、1を100にするのが「開発職」とか

まぁ確かにそういう見方もあるんですが…

ツバサ
ツバサ

実務を経験した僕からすれば、ゼロとかイチとか

ちょっと違うんですよねー…

ゼロからって言っても…

素材や加工技術なんかのスタート物質やモデルは大学のような研究機関で発見されたりしているわけでして

企業で言うゼロからって何を持ってゼロなのか少し定義が曖昧だと感じています。

では、僕が思う「研究職」と「開発職」の違い…それは

お客さんに影響されずに仕事するのが「研究職」

お客さんの影響を受けて仕事をするのが「開発職」

納期内に素材や技術を開発するのが「研究職」

ツバサ
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研究職について、説明していきますね!

例えば、調味料メーカーに勤めているとしましょう。

新しくカレー用のスパイス製品を開発して、グリコやハウスに販売するのが最終目標です。

良い原料となる素材の検討

原料から効率的にスパイス成分を抽出する技術の開発

こういった仕事をするのが、研究職だと思っています。

実際に自分の仕事がそのままグリコやハウスに渡ることはありませんが、製品の要素技術を開発するイメージです。

製品を作るのではなく、技術を作るイメージですかね。

ツバサ
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従って、納期は会社が指定するケースが多いです。

例:1年以内に抽出技術を開発

コア技術を作り出す仕事なので、マラソンのように息の長い仕事になります。

お客さんに販売する製品となるモノを開発するのが「開発職」

ツバサ(通常)
ツバサ(通常)

次は開発職の説明になります。

研究職の人が作り出した技術を使って実際にグリコやハウスに納品する製品を開発していきます。

製品の状態だけでも

液体がいいのか、粉末がいいのか、ペーストがいいのか…

グリコは液体がいいけど、ハウスは粉末がいい

なんてこと普通にありますからね…!

結構、めんどくさかったりしますが…笑

お客さんのオーダーに合わせて適切な製品にアジャストしていく

これが開発の仕事だと強く思います!

技術を使って世の中に出る製品を作るイメージですね。

ツバサ
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場合によっては、この後もお客さんとのやり取りは発生します

いざ、オーダー通りのサンプルを作製し、提出するとグリコやハウスから評価が返ってきます。
(俗に言う改良依頼ってやつです!)

よくある改良依頼(カレーの場合)
  • もう少しピリ辛にできませんか?
  • 粘度をもう少し下げられませんか?
  • 競合スパイスメーカーが100円程安いんですけど、コストダウンできますか?
  • 製品から増粘剤は不使用に出来ませんか?
ツバサ
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評価が返ってくると、評価に従ってマイナーチェンジしていく仕事が発生します

配合をちょっと変えたり、違う原料を組み合わせてみたり、試作条件変えてみたり

いろんなコトをしてなんとかお客さんのオーダーに沿う製品を開発していく仕事になります。

ツバサ
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競合他社も動いている中での仕事ですので

初回サンプルを提出して1週間後には改良品が欲しいとか普通に言われます。

研究職に比べて息の短い短距離走の連続って感じの仕事ですね。

僕は研究開発職をやっていました!

こんな感じで研究職と開発職の線引きをご紹介しました。

ツバサ
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実は研究職と開発職の仕事を両方こなす

「研究開発職」というものもあります。

僕もこのタイプでした…

キツかった…

僕もそうでしたが

コアになる技術開発をしながら、毎週お客さんに提出するサンプルを作り続ける…

という仕事をしていました。

必然的にパイロットスケールでの実験も多くなりますし、なんならスタートがパイロットから

なんて場合のほうが多いかもしれません。

でも、研究開発職はメリットもありますよ!

研究開発職のメリット
  • 仕事の全体像を把握しやすい
  • 開発スキルの他に営業スキル、マーケティングスキルも一気に身につく
  • お客に刺さるコンセプトや提案を思いつくスキルが身につく
  • 受けるべき仕事、引くべき仕事が技術的に判断できるようになる

メリットが多いですが、デメリットも存在すると感じています。。。

ツバサ
ツバサ

この辺りは、別記事でまとめた方がよさそうですね

転職して、研究開発職ってかなり開発寄りになりやすいんだなとも感じています

あとがき

如何でしたでしょうか。

就活の時になんとなく思っていた研究の開発の違いに比べて

実務経験してみるとかなり違うような印象を受けました。

各社がどんなミッションを従業員に求めるかは正直入社してみないと分からないのですが

自分がどんな仕事をしたいのかを考えるキッカケにしてもらえれば幸いです。
(研究したいのに、開発職になってしまい辞めてしまう人もチラホラいるので…)

ツバサ
ツバサ

最後まで読んで頂いてありがとうございます!

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