
こんにちは!ツバサです。
会社に所属していると定期的に議論される?ジョブローテーションについて、僕の考えを今回はまとめてみました。
ジョブローテーションとは?
まず最初に『ジョブローテーション』とは何か?
について説明したいと思います。
この記事を読んでいる皆さんは何かしら専門知識を持って今の仕事に携わっているはずです。僕のような技術的な専門職の人も居るでしょうし経理、簿記、法務、営業…といろんな専門性を持つ人が居ますよね。
皆さんがそれぞれ有する『専門性』を武器に仕事をして社業に貢献しているはずです。
その結果、お給料を頂いている。
しかし、(古い)会社に数年所属すると、ある日突然人事異動が発令されます。
その時に生じるのがジョブローテーション。
今まで研究職として勤務してきた中、いきなり営業職に異動になる。
こんな感じで、会社の中で全く違う職種に配置転換されることでその人のキャリアや専門性が変化したりします。
ローテーションと言われるだけに、一般的には元居た職種に戻ってくることが多いです。
研究→営業→研究みたいな感じで。
但し、会社によっては片道切符だったりもするので絶対にローテーションするとも限らないのですが…
よく言われるジョブローテーションの目的は?
よく言われるジョブローテーションの目的が以下のものです。
ビジネススキル、経験が積む
他部署の苦労が知る
ビジネスの全体像を理解する
本当かどうかはさておき、僕が会社の人によく言われるのがだいたいこんな感じのことです。
まぁ確かに研究一筋では経験できないことに触れる機会を頂けると思うと、将来管理職や経営の立場になるなら必要かもなぁ
とか思えてしまいますよね。
ジョブローテーションで得られるものとは?
では実際にジョブローテーションで得られるものとは何でしょうか?
僕は以下のものが得られると考えています。
- 経営、マネジメント視点
- 複数分野の専門性
- 会社内でしか通用しないスキル
基本的には複数の専門性を獲得していくことでジェネラリスト化していきます。
結果、研究職だけど財務諸表が読める…みたいな経営視点を持つことができるのが最大の魅力かなと思います。
一方で在籍する会社でしか通用しなくなるデメリットもあります。その会社のやり方、文化、レベルに特化した人間になってしまうのでリストラにでも合えば一貫の終わりですね…
ジョブローテーションで失うものとは?
では逆にジョブローテーションで失うものとは何でしょうか?
僕は以下のものが失われると考えています。
- 尖った専門性
- 社外で通用するスキル
ジョブローテーションをしないと特定の分野に特化して仕事をすることになります。
研究ならずーっと研究で尖った専門性が獲得できますが、ジョブローテーションによってこの専門性が失われます。
加えて先にも述べた通り
尖った専門性が失われる=中途半端な専門性
中途半端な専門性は社外において代えが効くので、転職の時に武器が弱く不利になりがちです。。。
ジョブローテーションの是非は?
と、ここまでジョブローテーションについて書き綴って参りましたが、結局どうなん?
って話だと思います。
僕の考えとしては『目標による』です。
自分が将来、どんな風になりたいのか?どんな風になりたくないのか?
目指す方向性によってジョブローテーションすべき人とジョブローテーションすべきでない人に分かれると考えています。
僕の会社に元研究職で営業マンとして働いている(働かされている)50代のオッサンがいます。営業スキルがゼロなのに新卒の2倍くらい給料もらってて、僕らの間では完全にお荷物扱いされています。
将来、僕はこんなオッサンに絶対になりたくない!
という思いが強いので、ジョブローテーションはしたくない派です。
とは言え、今の仕事が合わない、好きになれないとネガティブな気持ちで働いているならジョブローテーションはしてもいいと思います。
キャリアチェンジと言うのかもしれませんが…
また将来経営したい、いろんなことをやってみたいという人もジョブローテーションを上手く利用すると自分の理想に近づくのではないでしょうか?
結局は皆さんがどうなりたいか?どう思うか?によるのですが、この記事で書いたメリット、デメリットを踏まえて考えて頂ける宜しいかと思います。
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